|
不動産投信
株式投資信託の不動産版です。投資家から集めた資金でビルやマンションなどを購入し、賃貸料や売却益を配当として投資家に分配する金融商品です。
米国では1960年に導入され、不動産物件を不動産投信に売却する際のキャピタルゲイン課税を繰り延べできるアップリート(UPREIT)という仕組みが92年に導入されたのをきっかけに市場が急拡大しました。日本では東京証券取引所が3月に専門市場を開設する予定です。同投信が上場され売買単位が小口化されれば、これまで企業や資産家にしか投資機会が無かった大型ビルなどに個人も投資しやすくなります。また、需給で価格が変動するため預貯金や債権よりリスクは高くなります。投資家保護のため不動産物件の時価情報などの開示を義務付けられるため、閉鎖的といわれる日本の不動産市場の透明化につながる効果も期待されています。
*キャピタルゲイン課税:有価証券や土地などの資産を取得価格よりも高く売却した時に、その差額に対してかけられる税金。 |
一覧へ戻る |
|
投資法人, REIT |
|
|
|